名捧げ石
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「『絶対の忠誠』を寄越しなさい」 赤い唇が弧を描く。 その非常識なはずの申し出を非常識だと言えるものはおらず、私は微笑みの形の表情のまま恭しく恭順を示す。 「ええ、勿論エーレンフェストの領主候補生フェルディナンドの忠誠はエーレンフェストのものです。魔力量に相応しい素材が手に入り次第我が名を捧げましょう」 従順な物言いに満足気に微笑む女の後ろに凍りついた目つきの二人の側仕えが見えた。 『名捧げ石』 祝賀晩餐会の一節より ✢✢✢✢✢✢ こんにちわ つしまのらねこです Pixivにて過去に連載した「名捧げ石」の紙の本を作りました 原作時間軸、マインの意識が目覚めるより前 エーレンフェストの領主候補生フェルディナンドが貴族院時代に名捧げをするに至るまでの物語 ※こちらの話は連載時点でのつしまのらねこの全力でのフェルディナンド過去捏造妄想話になります※ Pixivにて公開のものと内容は変わりません 縦書きにするにあたり多少加筆修正はしておりますが紙の本で手元に置いておきたい方向けになります また、あとがきの後ろに短い短いユストクス視点の描き下ろしがあります A6文庫サイズ 本文246ページ 表紙カラー印刷、本文モノクロ 章タイトルページはありますが挿絵はありません ✣✣✣✣✣ はじめに 1祝賀晩餐会 2ヒルシュール研究室 3古の採集地 4二階の女神と冬告げ鳥 5はじまりの庭 6忠誠 7翻弄の青 8司書とのお茶会 9調合 10領地対抗戦 11名捧げ あとがき 書き下ろし 我が主は ✣✣✣✣✣ 同時発行のフェルディナンドを囲む人々視点による「名捧げ石 外側話」もよろしくお願いします
