かいころくー工女編ー
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2024年9月・豊岡演劇祭にて「かいころく-工女編-」を公演しました。繭から糸を引く工女さんの生活や記憶を、取材から得た言葉で紡ぎ、しなやかな身体で表現します。 【あらすじ】 1人のおんなの手が、空をかろやかに動いている 赤子がなにかを求めるように 所在ない 柔い手には そのうちに すこしずつ つよさが宿りはじめ ほそい指の先に やっとのことで なにかを掴む なんびゃく なんまん なんおく もの いのちを糸に変え 永らえた指たち あつい湯に ふやかされ 老いた手先には 母の手の厚さも 草木のかろやかさも 雪の厳しいつめたさも 生まれたての子のねばりけも すべてのことが ありました これはかつての糸をつむいで生活してきた女性たちの 今日に続くいつかの私たちの物語