【クトゥルフ神話TRPG】猫虎拳(まおふーけん):復讐
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◆イントロダクション HO1は大切な人物を奪われた。 復讐のために暴力や犯罪にも手を染めて、あらゆる情報を集め続けた。そして、眼前に佇 むナイトクラブが次の手掛かりとなる場所だった。 ふと、師匠の言葉を思い出す。"復讐はあくまで過程にゃ。その先に何を見るかが重要にゃ" 新クトゥルフ神話TRPG 『猫虎拳(まおふーけん) : 復讐』
○プリプレイ情報
◆本シナリオの特徴 本シナリオはハンドアウト制を導入しており、特殊な探索者を制作する、または条件に あった探索者で継続することを推奨しています。 新規探索者でも十分楽しく遊べますが、継続探索者で遊ぶことをオススメします。 本シナリオのHO1探索者は、 ・引退させたい探索者 ・ロストさせたい探索者 が、HO1に向いています。 HO1はシナリオ開始時点で暴力や犯罪を既に行った状況からスタートします。そして、最 終的に死亡、またはSAN値が0になる可能性が多いにあります。 どのような結末になっても楽しく遊べる探索者でシナリオに参加しましょう。 そして、HO2の探索者は、 ・死亡した探索者 ・SAN値が0の探索者が、HO2の継続探索者の条件です。 生きている継続探索者、SAN値がある継続探索者をHO2で参加させたい場合は、死亡した 状態で参加、またはSAN値を0にして参加します。 新規に探索者を作成する場合、死亡した状態や、SAN値が0の状態で作成します。死亡し た経緯やSAN値が0になった経緯は、基本的にはどのような経緯でも構いません。 HO2はHO1と知り合いである必要はありません。 ロスト救済シナリオではありません。しかし、最終的に蘇生したり、SAN値が回復して探 索者として復帰できる可能性があります。 邪神やグレート・オールド・ワンとの戦いで死亡したり発狂してしまった元探索者や、ド リームランドで生活している探索者などがHO2を担当すると良いでしょう。 HO1とHO2の関係性やRPとして筆者のオススメは、 ・他セッションで死に別れてしまった仲間や友人 ・出会うはずのなかった2人が出会う といったPC同士で本シナリオを遊ぶのがオススメです。 そんな2人が架空の拳法『猫虎拳(まおふーけん)』の使い手として世界各地で暴れまわる のが本シナリオの特徴です。
◆シナリオ概要
タイトル : 『猫虎拳 : 復讐』 システム : 新クトゥルフ神話TRPG(7版)(KP裁量で6版にコンバートOK) プレイ時間: 3時間 プレイ人数: PC1人とKPC、またはPC2人(PC1人の場合は、KPC がHO2を担当するのが妥当だが、KP裁量で良し) PL難易度 : 簡単(RPと選択とカンフーアクション) KP難易度 : 高い(PLと楽しく遊ぶ強い気持ち) ロスト率 : 特殊(生き残っても後遺症が残る可能性が高い) 舞台設定 : 現代(国は問わない) ※その他シナリオ注意点※ ・特殊な戦闘ルールがある ・PvPの可能性がある
◆探索者作成について
本シナリオはハンドアウト制となっています。それぞれのHOの説明をよく読み、キャラ クターシートを作成してください。各条件に合わなくとも、KPとの相談次第では条件に沿 わないキャラクターでも良しとします。 2人のPLが同じHOを選ぶことは出来ません。どちらか片方ずつを選んでください。HO1:復讐者 国籍や住んでいる地域を問わず、世界のどこかで暮らしていたHO1。ある日、とても『大 切な人物』が、謎の組織によって連れ去られてしまったのを目撃した。(『大切な人物』と いうキャラクターを設定すること。キャラクター設定はPLが決めて良い。HO2ではない) 生死不明のその人物を救うためならば、何だってやる。そう心に決めたあなたの生きる目 的は"救出"となり、犯罪行為などの手段を選ばなくなって久しい。 しかし……何だってやると思っていたものの、『夢の世界で猫から"猫虎拳(まおふーけ ん)"という拳法を学んだ』ことが今現在で一番役に立っているのは複雑な心境である。 そう思いながら、大切な人物に繋がる情報を集め、立ち塞がる者どもに拳と蹴りをブチか まし、色々と相手の組織や自分の置かれている状況が分かってきた。もう後には引けないほ ど、深みにハマってしまったようである。 しかし、今更引けない! ◯キャラクター条件 ・HO1はクライマックスで死亡する、またはSAN値が0になる可能性がある。 ・HO1は『大切な人物』の情報を集める為に、シナリオ開始時点で既に犯罪行為(不法侵 入、器物損壊、窃盗など)を行っている ・PCとは別に『大切な人物』を1人、キャラクター設定する。しかし、その『大切な人物』 はシナリオ開始前に誘拐されていて生死不明である。HO1は『大切な人物』のためなら"救 出"や"復讐"を行動の原動力に出来るようなキャラクター設定にすること。『大切な人物』 は容姿と性格設定のみの簡単な設定でも良いし、キャラクターシートを制作しても良いし、 死亡することを許容する場合は自分の継続探索者の中から選んでもよい (HO1自分自身、またはHO2を『大切な人物』に設定することは出来ないので注意)・一緒に"猫虎拳"を修行することになるHO2とどういった人間関係を築くか決めておくこ と。内容は問わない。いつも仲良しな兄弟弟子関係でも、大っ嫌いな犬猿の仲でも、好敵手 と書いてライバルと読む関係性でも良い ・HO2と知り合いでも初対面でも良い ・年齢は関係ない(HO2より年上の弟弟子や妹弟子でも良い) ・70以上の技能を3つ以上持っている。(技能値が高いと難易度が下がる) ・回避や戦闘技能は必ずしも必要ではないが、あると難易度が大きく下がる ・SAN値が低い場合は救済処置があるためKPと要相談 HO2:HO1の兄弟子(あにでし)、または姉弟子(あねでし) (死亡した、もしくはSAN値が0になってしまった後)気付くとあなたは、とあるドリー ムランドのどこかで意識を取り戻し、『ミャオ ニャン』と名乗る猫と出会い、『猫虎拳 (まおふーけん)』という拳法を学ぶために弟子入りしろと言われた。(そして、あなたは 弟子入りするが、弟子入りした理由はPLが決めてよい) そんなある日、HO1がこの世界に迷い込んできた。師匠のミャオ ニャンはHO1を保護し て、あなたの時と同じように勝手にHO1を弟子にして『猫虎拳』を伝授し始めた。つまりあ なたの初めての弟弟子(妹弟子)である。 紆余曲折あり、あなたはHO1が現世でやり残した"大切な人物の救出"の手伝いをすること になった。師匠の呪文で一時的に現世に戻れるらしい。(HO1に協力する理由はPLが決めて 良い) というわけで、背中なら任せろ! ◯キャラクター条件 ・ロスト救済シナリオではないが、HO2は死亡からの蘇生やSAN値0からのSAN値回復によ る探索者の復帰の可能性がある ・一緒に"猫虎拳"を修行することになるHO1とどういった人間関係を築くのか決めておくこ と。内容は問わない。いつも仲良しな兄弟関係でも、大っ嫌いな犬猿の仲でも、好敵手と書 いてライバルと読む関係性でも良い ・HO1の"大切な人物を救出する"という目的に手を貸すことになる。師匠曰く、呪文によっ て一時的に現世に戻してくれるようだ。自主的に手伝うことにしたのか、師匠から言われて イヤイヤなのか、現世の様子を見に行きたくなったのか。理由はどうあれ、HO1と協力する 理由を設定しておくこと ・HO1と知り合いでも初対面でも良い ・年齢は関係ない(HO1より年下の兄弟子や姉弟子でも良い) ・70以上の技能を3つ以上持っている。(技能値が高いと難易度が下がる) ・回避や戦闘技能は必ずしも必要ではないが、あると難易度が下がる ・SAN値が低い、または0の場合は救済処置があるためKPと要相談