偽りの夢見屋さんは今日も彼女の夢を見る
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忘れていてほしい 知らなくていい 黒に隠れた、春の季節 玖蓮梓は今日も今日とて純和風のお屋敷の中を闊歩する。 全ては高校生という身の上にありながら、ご隠居老人のごとく屋敷に引きこもり『夢見屋』なる不思議な生業を営んでいる幼馴染・皐のせいだ。 皐を介する形で人ならざるモノ達の世界に巻き込まれていく梓。 その事件の背後には、梓が抱える【事情】に端を発する、とある事件が絡んでいた。 「梓ちゃんは、このことを知らなくていいからね」 その言葉に覆い隠された、あの春の日の真実。 庭先の桜が花をつける時、真実へつながる夢殿の扉が開く。 人である私が蝶になった夢を見ていたのか、蝶である私が人になる夢を見ているのか 夢殿と現実が繋がる、現代和風ファンタジー B5サイズ2段組み/62ページ/挿絵なし