亡霊怪猫屋敷 知られざる猫文学の世界 日本・化け猫編(送料込み)
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新書判 320ページ 初版のみの特別価格1000円+送料です!
この屋敷には、なにかがいる・・・! 猫の怨霊が人間たちを翻弄する表題作をはじめ、 日本の化け猫小説を3篇収録した、化け猫文学アンソロジー!
soyogo booksが2025年2月に発売する「猫にご用心 知られざる猫文学の世界」(ウィリアム・ボールドウィン他著 大久保ゆう訳)の姉妹編として、日本の化け猫小説を集めたリトルプレスを制作いたしました。 青空文庫から厳選した、世にも不思議な化け猫たちの物語を、おたのしみください! (収録作品) 「亡霊怪猫屋敷」橘外男 著 九州のとある屋敷町に佇む久住医院に、不気味な老婆が赤ん坊を抱えて現れた。 その日からこの病院のまわりで不可解な出来事が立て続けに起こり、 久住博士は町はずれの寺の僧侶に相談する。 そこで僧侶が語ったのは、屋敷にまつわる200年前の忌まわしい事件だった……。 「猫の踊」田中貢太郎 著 老女が目撃した踊る飼い猫の正体は……? 数多くの怪談を執筆した田中貢太郎による、猫にまつわる不思議な物語。 「半七捕物帳 猫騒動」岡本綺堂 著 捕物帳の元祖、半七シリーズの一篇。 十五、六匹の飼い猫たちを長屋の住人たちに処分された老婆が、 ある日、頭に打傷をつけて死亡した。 事故なのか? 他殺なのか? 老婆の死に方を不審に思った半七は捜査に乗り出すが…… ・・・の3本です! (著者紹介) 橘外男(たちばな そとお 1894年 ~ 1959年) 貿易商館、医療機器店などの職を経たのち、1923年に『太陽の沈みゆく時』でデビュー。38年『ナリン殿下への回想』で第七回直木賞を受賞。『亡霊怪猫屋敷』は1958年に映画化された。作品に『陰獣トリステサ』『青白き裸女群像』『私は前科者である』等がある。 田中貢太郎(たなか こうたろう 1880年 ~ 1941年) 作家。伝記から怪談まで作品は多岐にわたる。山内容堂、後藤象二郎、中江兆民らを描いた『旋風時代』が新聞連載で大評判となる。井伏鱒二・尾崎士郎など多くの後進を育てた。死去後、菊池寛賞を受賞。『日本怪談全集』『霊能者列伝』等がある。 岡本綺堂(おかもと きどう 1872年 ~ 1939年) 劇作家、小説家。探偵小説や怪奇小説を数多く執筆し、時代物推理小説の嚆矢とされる『半七捕物帳』は後世にも大きな影響を与え、テレビドラマ化もされた。「修禅寺物語」などの史劇は、新歌舞伎の代表的演目として現在も上演されている。