見習い鳥卜 藤井佯短編集
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鳥の神話を伝えます。 藤井佯の初めての短編集です。2022年ごろから現在(2025年)に至るまでに執筆した作品と書き下ろし作品の全13篇を収録しています。 素敵な表紙イラスト(切り絵)は、熊谷隼人さま(https://hayatokumagai.com/)からご提供いただきました。 『見習い鳥卜 藤井佯短編集』 仕様 A6(文庫本サイズ)・324ページ 表紙イラスト 熊谷隼人 発行 鳥の神話 発行日 2025年11月23日 編集 藤井佯 連絡先 yo.fujii.hitohitsuji@gmail.com SNS @hitohitsuji 印刷所 ちょ古っ都製本工房 【初頒布について】 『見習い鳥卜 藤井佯短編集』は2025年11月23日(日)開催の文学フリマ東京41にて初頒布されます。このページからご注文いただくと、2025年11月24日以降のご発送となります。 文学フリマ東京41会場限定で、『見習い鳥卜 藤井佯短編集』と『てのひらのとり 鳥の神話掌編集』のセット販売がございます。合計2000円のところ300円割引の1700円にてお買い求めいただけます。
収録作(収録順)
・すべて、わすれてきた 前書き。 ・とり、の、しんわ、を、つたえ、ます 鳥だらけの惑星に調査員として降り立った「わたし」は、鳥たちの合唱の間にだけ存在する知的生命体に遭遇する。第1回カモガワ奇想短編グランプリ最終候補作。 ・鳩造りの工程 宮野誉と小倉闇子の二人は、おかしな部活動をつくっては生徒会に廃止されるという日常を繰り返していた。そんなとき、宮野誉が「鳩が造れることを発見」し、二人は造鳩部を設立することになる。 ・砂に刻まれるものたちへ とある砂漠には、マパピスクと呼ばれる鳥たちが、巨大なマパ(地図)を描くのだという。マパとマパピスクの研究に生涯を捧げた女性研究者と、彼女を訪ねはるばる地球の裏側からやってきた日本人女性の交流を描く。第3回星々短編小説コンテスト佳作(『星々vol.5』初出)。 ・平熱の君 畠山市立動物園には、かりんというメスのハシビロコウが一羽いた。ところが一年前のある日、飼育員がケージを開けるとハシビロコウが二羽に増えていた。園は事実を隠そうとするも、新たなハシビロコウはある日かりんを追って「ハシビロ園」に登園してしまう。成り行きでかりんと共に飼育され始めたハシビロコウについて、語り手は「実はそのハシビロコウは私の姉なのだ」と主張する。 ・鳥を握る 占い師の「先生」と同居する「わたし」は、先生が類感呪術によってニワトリを生け贄に人々の病を治す「副業」をしていることを知る。 ・がまぐちぎょろめのグラム・スピナー がまぐちぎょろめの物語。 ・ニューギニアのマニア フランツ・カフカの日記への愛を込めて。 ・Betta splendens ベタ(闘魚)はある日、川へと捨てられた。あるとき川でくまのぬいぐるみと出会ったベタは、かのくまと共に月を目指した。 ・サギと映画を 失業して飲んだくれていた「わたし」はあるとき立ち寄った映画館で、一羽のアオサギが映画を鑑賞するのに出くわす。サギは、「この映画の監督に会わなければならない」とわたしに頼み、わたしは、サギと共に監督のもとまで徒歩旅行をするロードムービーを撮影することになる。 ・バベルの暗躍 物語を聞くと、そのオウムは卵を産んでしまう。卵からは「その物語によってどのような影響が世界に与えられたか」が示される本が生まれるのだという。そんな貴重な性質のために図書館の地下に幽閉されていたオウムの「わたし」はある日脱出を目論んだ。 ・幽玄の惑星 相手の動きを真似ることのできるようになる効能を持つ花によって世阿弥の動きを継いだ朱鷺は、やがて異星からやってきた生命体と共に人類の霊を鎮めるために舞い始める。第2回カモガワ奇想短編グランプリ優秀賞受賞(『カモガワGブックス Vol.5 特集:奇想とは何か?』初出) ・わたしはエミュー ある日、全世界から同時多発的にエミューが脱走した。エミューたちの行き着く果てとは。(『異界觀相vol.2』初出) ・見習い鳥卜 書き下ろし。大学在学中に小説家となった糸原由良は大学構内に秘密の場所を持っていた。ある日そこへカラスの迷い雛がやってくる。由良は「鳥卜ノート」をつけ、カラスの行動から占いを始めたのだったが……。








