砂糖細工の船―The Despiteful Ghosts―
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B6サイズ・156頁のダークファンタジーです。 初めて書いた小説を何度も書き直し、やっとできたのがこの最終稿です。自殺した少年が不思議の世界に迷い込み、様々な奇妙な人々と交わりながら世界の終わりを見届けます。絶望的なラストで、スカッとするか胸糞かは、人によるかもしれません。 イラスト、装丁はわたし自身が手がけています。大きめの文字で読みやすいはず。 ヤングアダルトとありますが、対象年齢は中学生以上くらいです。 この本は2019年10月20日の第五回文学フリマ福岡にて頒布しました。
全てが壊れていく。家族も、友達も、世界も。――ぼくが諦めたから。
海の上には、絶望した人々が大勢住んだ、砂糖細工の船が浮かんでいる――。いじめに遭い、人生に絶望した少年は首を吊る。誰も助けてくれない。誰も寄り添ってくれない。人生に対する勇気ももうない。猫の三毛しか、そばにいてくれない。気を失い、目を覚ますとそこは奇妙な場所だった。部屋はそのまま。しかしドアを開けるとそこは船の上だった。女たちがささやき、泣き叫び、男たちが狂ったように同じことを繰り返すこの船で、少年は小学校時代の同級生の少女に出会う。 「小説家になろう」他に投稿した作品の改訂版です。暗くて絶望的で、でも幻想がたくさん詰まったダークファンタジーです。