文庫サイズ・70ページの短編小説を1冊の本にまとめたものです。 「癒しと植物と女性のシリーズ」というシリーズの第1作目です。 小学生の雪は魔女のような伯母さんと気が合うので、3日間のお泊りを楽しみにしています。植物に囲まれ、猫と過ごし、ジャムを煮たり伯母さんの魔女じみた魔法のあり様を目の当たりにします。 一方、姪っ子からすみちゃんと呼ばれる伯母さんとが、植物とともに生き、自分を閉じ込めて生きる中で、段々と自分を解放していく様子を描いてもいます。 生き生きとした小学生の体験と、傷ついた女性の回復の様子を同時に描いた作品です。シリーズなので「瀬名くんちのバラ」という続編もあります。よろしくお願いします。