新聞が紡ぐモノガタリ~黒田刀剣の記憶~
- 600 JPY
戦前の新聞から「黒田刀剣」の記録を掘り起こします。 需要な記事の新聞紙面を使用申請し掲載しています。 **黒田二名宝の五日間** 昭和5年の第二回名宝展覧会にてヘシキリ長谷部と日本號が黒田侯爵家より出陳。 当初わずか5時間の展示が「熱い要望」にて五日間まで順延。 この二振が連日読売紙面を賑わしていました。 「往け、名宝展へ!」 「先ず見よ!そして語れである。」 「誰がこれを見ぬと云ふ!」 本書では黒田二名宝がわちゃわちゃとしていた記事の紙面を完全掲載!(昨年公開でとりこぼしていた記事一件を追加。) 紙面からは文字で起こした以上の熱気が伝わります。 **頭山満の回顧** 昭和13年の戦争美術展に日本号が展示されていたときたまたま足を運んだ頭山満がかつて愛蔵した日本号を回顧。 新聞紙面を掲載。 母里家を出て黒田家におさまるまでの経緯が語られる。 他、手持ちの資料から明治~大正の刀剣事情を補足します。 **「黒田節」ルーツと誕生秘話** 昭和36と58の読売新聞の歌謡曲の特集で 「黒田節」がピックアップされていた。 ”酒は飲め飲めのむならば~”で知られる黒田節のルーツは 平安時代の雅楽にあり。 「黒田節」として全国に知られるようになった秘話も。 **特別附録 黒田家の紺足袋** 黒田の殿様は江戸城登城にも正装の白足袋ではなく紺足袋を着用していたというエピソードを紹介。 また、「些細なことも家臣と相談するのが黒田の家風」と他家のものから言われていたこともうかがえます。 私の中では長谷部の軽装は「紺足袋」です。 **新聞アーカイブのすすめ** 明治10年頃に毎日、読売、朝日系列の新聞が開始。 一部図書館で利用できるアーカイブでは140年の歴史が 検索ワード一発で掘削可能。 新聞記事より明らかになった刀剣の来歴も多々あり。 そんなアーカイブの利用のすすめ。 **************** 海外在住等で書籍の注文が困難で入手希望の方がおられましたら お題箱からPDF 配布のリクエストをお伝えください。 (申請の都合上、新聞紙面ページは掲載できませんが。)