大半の人類が月に移住した後の地球で、単調な日々を送るミズオと、一度は月に移住しながら戻ってきたタキ。二人を中心に、いつかは滅亡を迎える〝残された人々〟の静かな日常を描く「花はここに」。
それから百年以上経った後の月で、仕事に忙殺されながら一人暮らしをするマコトと、成り行きで一緒に暮らすことになった旧式アンドロイドとの暮らしエピソード集「彼方の断片」。
2021/11/23に開催された、第三十三回文学フリマ東京で販売した小説本(A6文庫版、本文140頁)のPDF版になります。
本編「花はここに」「彼方の断片」の二編と、表紙(表1)画像を収録しています。