絢爛!奏天燃色大正浪漫花火!通!!
- 0 JPY
『絢爛!!奏天燃色大正浪漫花火!通!!』 (けんらん そうてんねんしょくたいしょうろまんはなび つー) 大正時代の若手花火師になって、怪しげな悪の花火師集団相手に花火勝負をふっかける、ド派手な大正夏シナリオです。 忙しい奥様方、残業で疲れた旦那様方、卓修羅の友人と突発でサクッと遊びたい方、ダイスゲームを楽しみたい方、どなた様にもおススメ! TRPGとしてはくっそ短いですが、ひょっとするとゲリラシナリオの中では最高傑作かもしれません。 『参加人数』 1人 『所要時間』 1時間半(ボイセ) 『推奨技能』 【芸術・花火】 【化学】 (高めを推奨) 他に【交渉技能】もあると便利 『ロスト』 基本的には起こらない 『シナリオトーン』 ジェットコースター 『シナリオ概要』 鳩屋浅吉(はとや あさきち)は花火師である。 老境に差し掛かるも、江戸から続く打ち上げ花火屋の門戸を守り続ける彼は、近頃すっかり青色吐息であった。 『昼行灯の河原鳩 暮れて花咲く宵の鳥』と町民からの喝采を浴びたのも今は昔。 それというのも、昨今大陸から進出してきた、あの商売敵どものせいだ。 鳩屋も舶来モノの色鮮やかな花火、バケ学由来の『洋火』も扱う花火師であったが、アイツらは格が違う。 見た事も無い色の火を帝都の空に上げた奴らの屋号は『塔屋』といった。 日々の仕事に疲れた街に元気を、とか言って集客し、鳩屋の得意先まで買収して火薬と色火の種を買い漁り、夜となく朝となく脈絡無く花火を上げる塔屋はたちまち人気を博したが、浅吉に言わせればあんなものは風流を欠いた狂乱に過ぎない。 現に、あの花火を見物した衆は大喜びで観ているが、はしゃぎ過ぎるのか何なのか、翌日にはすっかり元気を無くしてしまうそうじゃあないか。 とはいえ、彼も歳であった。花火を山と作る力も無ければ、塔屋に怒鳴り込む気力も無く、なんせ何より、仕事を奪われてカネが無い。 ケツの毛までぬかれて鼻血も出ねえと来たもんだ。 目下頼りはアイツだけ。 鳩屋の花火に惚れ込んで、弟子入りしてからはや数年、そろそろ跡を継がせようかと考えていた あの若者だけなのだが…