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あの頃の未来~ちょっとレトロなSF短編集(おとぎばなし)~
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執事がいるヴィクトリアンな(?)未来都市、惑星探査船やロボット……ちょっとレトロなモチーフが飛び出すSF風短編小説(おとぎばなし)を集めました。 実際20世紀末前後に想像した近未来や遠未来なので、現代に呼応するものがあったりなかったり……執筆当時は想定しなかった皮肉も生まれることになりました。 「あとがき」には、編集中に得た「レトロとは発見するもの」という気づきについて書き添えています。 ☆本文用紙もレトロ風にこだわりました。柔らかな風合いをお楽しみください。 [A5・44ページ・中綴じ]《全年齢・一般》 (表紙:オフセット印刷/本文・製本:SUSSANRAP)
目次と概略
◆「依頼人と探偵」 僕は、見も知らぬ長身の男に相談していた。 「苦しいんです。正直なところをいえば、人を信用できなくて」 男の答えは飄々としたものだった。なぜ僕は彼の話を素直に聞いているんだろう……? ◆「ぼっちゃまの秘密の愉しみ」 執事やメイドに囲まれて暮らす「上流階級人」の若者は、憂鬱な日々を送っていた。ある日、彼は夢の中でもはや存在しない「スイッチ」を切るという体験をする。 それを聞いたカウンセリング・ドクターが処方したものは……。 ◆「千夜一夜」 男は見慣れぬ星座を眺めながら、大昔の探検家のことを考えた。 永遠に続く夜の中、彼の話を「聞いてくれる」のは、答えることのできない給仕ロボットのペイジーだけだ—— 遭難した惑星探査船に生き残った、一人の男の物語。 ☆お試し読み公開中です☆ 「千夜一夜」 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22213449 ◆あとがき [自分の中の「SF」/作品について/レトロ・アナクロ・ノスタルジー]
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