愛されたかった。
ただ、それだけなのに。
言えなかった想いほど、
大人になってから静かに疼きます。
「強いふり」をしてきたあなたも、
心のどこかでずっと、
大切にされることを願っていたはず。
この本は、
そんなあなたの“言えなかった寂しさ”に
そっと寄りそうための小さな言葉集です。
誰にも見せられない夜の弱さも、
愛されなかった記憶も、
責めなくていい。
ページをめくるたびに、
少しずつ胸の締めつけがほどけていきます。
どうか今夜だけは、
あなたが誰かに求めた優しさを
あなた自身が受け取れますように。
— えり/夜によりそう言葉