2024年10月に制作した既刊です。 　 一次創作のうち、学生戦争の世界観を借りて作ったお話3編（プラスおまけ）を収録しています。 世界観、登場人物はよく知らなくても読める構成にしてあります。 ★学生戦争とは…2014年ごろX上で流行った診断メーカーによって作られた架空のキャラクター設定＆世界観。通称学生戦争。鎖国が続き外国文化が入らなかった遠い未来の日本国が舞台で、保守派の黒軍、リベラル派の白軍と、どちらにも属さない赤軍の三大勢力によって日々戦いが行われていた。大人達の有力者の多くが軍に属し、兵力を未成年の学生にも頼り始めたことから世界観としてこのように名付けられていた…（という、かすかな記憶）。 いずれの話も同じ登場人物らによって構成しています。 一、桜襲に花宴（小説16頁）　 ※試し読み版はweb公開版のスクショです。実際は縦書きになります。 あらすじ　赤軍に所属する鰆ヱイスケは、密造酒を手に入れる機会があった。1人で飲んでも面白く無いので、顔馴染みの仲間達数人を集めて酒盛りをしようと目論む。そこへ、友人の1人の山崎ツトムと出くわしたことで、思わぬ面子が揃うことになるが…？ 若き青年たちの織りなす軽妙な会話と情緒豊かな感性が織りなす、束の間の平和なひと時の刹那的な友情と、忍び寄る杞憂。 二、道連れ（漫画38頁） 「桜襲に花宴」から数ヶ月後、秋の入口の出来事。鰆ヱイスケは任務で暗殺の依頼を請け負ったが、ある者の手引きによりターゲットが逃亡し、任務失敗。追跡のために嗅ぎ回った結果、友人であり同軍であるはずの山崎ツトムと刃を向け合わなくてはならないことに───。 三、駄菓子屋商売（漫画12頁） 二の後日譚なので、あらすじは伏せます。 （四、同じ穴の狢　漫画9頁※作品内隠しQRコードから別サイトにて無料配信中） 尚、作者はスターシステムが好きなので、作中のキャラクターは新刊にもこれより前の既刊にも、役割や世界観を変えて登場しています。