子育てって、何度も感動の瞬間を味わえる素敵なことですよね。でも、トラブルにも、悩む出来事にもたくさん出会います。 子どもの行動にどう対処していいかわからず、つい怒ってしまったり、子どもの問いかけにつまったり･･････。そんな、よくありそうな場面のいくつかをこの絵本は、対話で描いています。 例えば、「ゲームに夢中で勉強しない。」とか。こんな時、「勉強しないとゲーム機捨てちゃうぞ！」「ゲームをやる時間決めただろ！」「そんなにゲームばっかりやってると体こわすぞ！」といったりしますよね。 でも、この本は、「ゲームは悪くないよね」と最初にいうのです。そうして、ゲームを長くやってしまったために、お勉強を忘れてしまった自分に気づかせてくれます。「困った習慣を人や物のせいにしないってこと」という理解を助けるワンフレーズがそえられます。 この絵本は、可愛らしい動物たちのすてきなストーリーになっています。親子でいっしょに楽しく読みながら、親子の対話をもう一度考えさせてくれる絵本です。