水無瀬片時と小鹿ひばなは人でなしである。
能天気人でなしバカイケメン刑事『水無瀬片時』は、事件を「終わらせる」ことを仕事としている。
対する、主人公である探偵『小鹿ひばな』は、場を混乱させて、事件をうやむやにする天才である彼を、事件に引きずっていき、制御する係を不本意ながら任されている。
そんな凸凹人でなしコンビは事件を『終了』させていくのだが、ある時、二人の前に謎の『人間』が現れる。
「――きっと君も楽しんでくれると思うよ」
『人間』と『人でなし』による事件の結末とは――!?
文庫/小説/346ページ/挿絵付き