人でなしたちは恋をしない 〜人間詐称とパペット探偵〜
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パペット探偵、小鹿ひばなは金欠に悩んでいた。 事件が起きない。依頼がない。 このままでは家賃も払えず事務所を追い出されてしまう。 そんな中、一人の依頼人が事務所を訪れる。 「私は悠里。大見悠里です」 冷たい系黒髪美人の彼女に渡された前金は五十万。成功報酬でさらに百万。 札束に敗北したひばなは依頼を受けることになるのだが、向かった先には見覚えのある顔がいて――? 「ご主人様、俺です! 貴女のポチです!」 「は??」 突如現れたひばなを「ご主人様」と呼ぶマゾ下僕野郎! そういえば調教した心当たりがある小鹿ひばな! 通路で寝る水無瀬! 「は? アナタ誰ですか。俺のご主人様に何の用ですか」 「水無瀬片時二十八歳です!」 「年齢は聞いてねえんですよ。ご主人様とどういう関係かと聞いているんです」 馬鹿! 馬鹿馬鹿! 馬鹿と馬鹿でぶつかって対消滅してください! 「僕はねえ、バンビさんのおにいさんだよ」 「なんだ、お兄さんでしたかとんだ失礼を」 「血はつながってないけどね」 「貴様おにいさんを名乗る不審者だなぶっ飛ばす」 ぎゃー! 会話が最悪な方向にすれ違っています! なんで! 「不審者じゃないもん。公的権力だもん」 「はぁ? 貴様のような頭ぱっぱらぱーな男が公的権力持ってるわけないだろ絶対に公務員試験突破できない顔してるぞ貴様」 馬鹿と馬鹿が衝突して色恋沙汰が起きない! そのくせ恋愛イベントはアホほど起きる! もうやめろ! バンビちゃんの胃が可哀想だろ!! すったもんだの最悪地獄、人でなしシリーズ第二巻!
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