ねこもり草子(たびー・楠みうみ合作本)
- 1,000 JPY
時は平安、藤原の摂関政治が隆盛を極めるころ。 帝に愛された黒ねこと、后を守るしろねことの、 いとおかしくてふしぎでせつない物語。 本編の他に番外編を二作品収録。 文庫サイズ 242頁 ※初版売り切れにつき、第二版となっております。 ※岩手の作家たびーさんと、楠みうみの合作本です。 奇数の段をみうみが、偶数の段をたびーさんが担当。 七月より毎晩話し合って書き進めていった物語です。 お迎えして下さったらとても嬉しいです。 ※あらすじ 帝に飼われているおきよは、帝が愛する后から贈られたねこ。 しかし天真爛漫で無邪気なおきよはそのことを知らずに、 自分は帝の奥さんだと思い込みながら過ごしてきた。 おきよが仔ねこを産むと、帝は大々的に産養いの儀を行うほどの寵愛ぶりであった。 仔ねこたちの父親は帝であると信じて疑わないおきよだが、 ある日仔ねこたちと共に、三条の小さな御殿へと連れていかれる。 そこには帝が愛する后が住まっていたのだが、その御方はなんと、しろいねこに憑かれていた。 以来、おきよとしろねこは時にぶつかり合いながら、帝と后を守ろうとする。 なれども非情な運命が、彼らに襲いかかるのだった。
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