【文學】羅生門【櫛】
- 3,500 JPY
ただ、黒滔滔(コクトウトウ)たる夜があるばかりである。 下人の行方は、誰も知らない。 (芥川龍之介『羅生門』より抜粋) 学生の頃、国語の先生が言った 『下人は上手くいかないだろうね。...下人は老婆のボロボロの着物を奪って逃げたけど、こんなもの二束三文にもならない。老婆のむしった髪を奪って、鬘を作って売った方が絶対金になるって、下人は気付けないんだよ』って言葉をずっと覚えていて、文學櫛を構想した際、絶対に羅生門は作りたい。と思って実際に作りました。 ちなみに、『下人の行方は、誰も知らない』を櫛に書きたいが為に、この櫛は後ろから文字を書いています。 チャームイメージは、京です。 羅生門のイメージは打刀では無く、太刀を佩いている時代の京だったのですが、京の街の寂れ具合から、一見煌びやかに見えるけど、見栄だけ。という雰囲気にしたかったため、シンプルな作りにしました。 文學櫛を含む絵付け櫛は、文字と絵を印刷や貼り付けではなく、全て手書きで一つ一つ描いているため、全く同じものは2度と作れません。なので、値段設定も少しお高めになっています。 櫛として使用しても良いですが、ポニーフックのように髪に差して髪飾りとして使用しても可愛いくて話題になるかもしれませんね♪ 横:約12cm 縦:約5cm チャームの長さ:約10cm 【裏文】 ある日の暮れ方のことである 【素材】 木 レジン 和風ビーズ タッセル
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