文學櫛『こゝろ』 こちらは文學櫛シリーズの『こゝろ』モチーフの櫛になります！ 普通に、櫛として使用しても良いですが、部屋に飾ったり、ポニーフックのように髪に差して髪飾りとして使用しても可愛いと思うのでおすすめです！ 【本文】 私はまたああ失策った(しまった)と思いました。 もう取り返しがつかないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄く照らしました。 (夏目漱石『こゝろ』より抜粋) 　こゝろにおいて授業で僕らが勉強するのは、大抵Kと私の話の部分だと思います。 恋愛物として読むこの部分は、私がKの心情を知って焦った気持ちや、出し抜いた私のKに対する罪悪感などが人間らしくて共感するとともに、心情が深く伝わる気がして、大変心に来るものがあります。 実は男色小説である。などの論文もあるそうですが、男色小説として読む読み方は、同じ文ながら、違う意味で言葉を感じられて大変面白いです。 好みもありますが、一度そんな読み方をしてみるのもありでは無いでしょうか？ チャームイメージは、Kの心と遺書です。 私を責めず、あえて『お嬢さん』のことを一切書かなかったKの心情を言「葉」でイメージしました。 　文學櫛を含む絵付け櫛は、文字と絵を印刷や貼り付けではなく、全て手書きで一つ一つ描いているため、全く同じものは2度と作れません。なので、値段設定も少しお高めになっています。 横:約12cm 縦:約5cm チャームの長さ: 【裏文】 なし 【素材】 木 レジン 金属チャーム×2 金属チェーン タッセル