Nettoyer avec de l'ammoniaque! 第2号
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詩誌「Nettoyer avec de l'ammoniaque!」第2号です。全60頁。190×138mm。 ゲスト:藤井貞和、増田秀哉 同人:小縞山いう、水下暢也、森本孝徳 ※発送は6月20日(月)より行います。
CONTENTS
【詩】 「刺客、2」藤井貞和 「薬局に降る雪」増田秀哉 「雨(う) (8・12・10・7・14・10・12・8・14・5)」水下暢也 「蚤卵論」森本孝徳 「東京タワー」小縞山いう 【散文】 「刺客、1」藤井貞和 「裏をかく、または未明のポエジー」増田秀哉 「しさくやしさくのおぼろがき」水下暢也 「蒔かれていた種」小縞山いう 「カンバセーション・ピース 吉岡実論(上)」森本孝徳
編集後記(転載)
●藤井貞和さんに執筆の依頼をしたのは2021年の12月。藤井さんとはそれまで何度かメールでやりとりをしたことがあった。一度だけお会いして話をしたこともあった。今回、年の瀬に執筆のお願いをするのは少々憚られたが、連絡してみると意外にも快諾してくれたのでほっとした。締切りを翌年の3月下旬に設定しその旨を伝えた。藤井さんの散文には依頼を受けてからその締切りの間に起きたいくつかの出来事に対する素直な反応が生々しく刻印されているように思う。辛々に保たれていたコントラストが不意に断たれたような結びには竦然とさせられる。この場を借りて藤井貞和さんへ感謝のことばを書くべきなのかもしれないが、気恥ずかしいのでその気持ちはそっと胸のうちにしまっておく。(水下暢也) ●およそ一年ぶりの詩誌「Nettoyer avec de l'ammoniaque!」第二号はゲストに藤井貞和氏、増田秀哉氏をお迎えした。増田氏は二〇一七年に第一詩集『零時のラッパをぶっ放せ』(七月堂)を刊行、その後も雑誌「子午線 原理・形態・批評」六号(二〇一八年)に作品を発表するなど要注目の若手詩人だ。「子午線」発表作の冒頭は「私はもう詩を書くことはないだろうし、文学というやつに色気を使う必要もない」というものだったから、その意気(?)を挫いての「復活」ということになるだろうか。(森本孝徳)