その日、キヴォトスから『言葉』が消えた。
アビドス砂漠、駅のホーム。対策委員会のメンバー、何気ない会話。
すべてが、いつも通りの日常だった。
――或る『言葉』の消失を除いては。
何者かの手により、わずか一夜にして掻き消されてしまった『言葉』の数々。そのあまりに些細な異常にいち早く気がついたのは、黒見セリカただ独りのみ。
シャーレの先生と共に独自の調査を開始したセリカは、やがて、遠く過去の冬に忘れていた『 』の記憶にたどり着く……。
2022年12月30日開催「コミックマーケット101」にて頒布致しました。
本文 86ページ
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