そうして、おれは爆弾男へと成り下がったのだ――
平坦な人生を送っていた大学生『蜂』はある日、自分の手で作った爆弾によって人間を殺してしまい、それを皮切りに爆弾魔としての生活を余儀なくされる。
不幸な男が見た火花は、新しい生の幕開けを告げる福音か、それとも腐敗した情熱がもたらす狂気寸前の幻覚か。
世界と、人々と、自分自身。様々な感情に追い詰められ、その果てに一人の男が選んだ最期を等身大の告白と共に描く。
表紙イラスト・装丁デザイン ごみばこ(a rubbish box)
本文 86ページ 45901字
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