珍味ミシュランVol22 アフターコロナの食べ歩きガイド (吉原ソープランド街/山谷ドヤ街編)
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消えゆく吉原遊郭街と山谷ドヤ街の食べ物 最盛期には約270軒の妓楼・郭と7000人近い遊女を擁した日本最大の遊郭「吉原」と関東最大のドヤ街「山谷」 (ドヤ:日雇い労働者用の簡易宿泊所)、しかし、この日本の闇を象徴するような地域は、いずれも消え去ろうとしています。 現在、吉原のソープランドが140軒まで減少し、また、法的に新規出店ができず、既存店舗の改装のみとなり、建物と地域自体が老朽化してしまい、山谷はオリンピックの為のホームレス浄化作戦による、いろは会商店街のアーケード撤去や、ホームレスの高齢化による減少により、路上で寝泊まりしている人を見かける事は大幅に減りました(NPO法人、キリスト教系支援団体などにより、簡易宿泊所へ収容されていく人も多い。そこには反社会組織のホームレスビジネスや利権の影響も大きい)。 そして、長期のコロナによる不況とバックパッカーの減少により、一時は地域全体がゴーストタウンのようになっていました。2022年8月時点では8割がたは戻ってきた感じはありますが、この衰退が止まることはなく、おそらくあと10年で見る影もなくなるでしょう。 また、この地域は、安い店(労働者の為のセンベロ)も多く、歴史的な建物の飲食店も多いため、この記録を残し、食べ歩きができるようにする為のガイドとなればと思います。
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