殺し屋JK ~ WHERE JUSTICE LIES ~
- Digital2,000 JPY

映像化を目的に執筆したシナリオです。 映像・舞台での使用、シナリオの加筆修正についてもご購入者様にお任せしますが、クレジットには著者名もしくは「エイレ商会」を明記していただきますようお願い致します。
仕様
総ページ数:35ページ ファイル形式:PDF iPhone・MACをお使いの方:ダウンロード後、『ブック』での閲覧を推奨します。 androidスマホ・Windowsパソコンをお使いの方:無料のPDFリーダーで閲覧ください
あらすじ
SNS上のトラブルで命を奪われた田所真由美の祖父・田所幸三は、旧知の仲で殺し屋の元締めでもあるアンドーに復讐の依頼をする。 ターゲットはナッツー・ガマ大佐・ナギの3人で、幸三は「日常の中で理不尽な死を与える」という依頼だった。
登場人物
シュリ(17): 生後間もなく両親に遺棄され、児童養護施設で育てられた過去を持つ。現在はアンドーの下で殺し屋を生業としながら東京都内で生活している。 かつて、国内外での小規模な非正規戦闘に対応するべく、時の内閣が秘密裏に設立した戦闘員養成機関「武誠館高校」に在籍しており、そこで戦闘技術を身に付け優秀な成績を修めていたが、作戦を逸脱した行動が目立ち「戦闘員としての資質無し」とされ、同校を退学処分となっている。 常に学生服を着ているが、現在も高校に通っているかは不明。 アンドー(40): 防衛庁陸上幕僚監部指揮通信システム・情報部別班に所属して欧州各地で諜報活動にあたっていたが、現在は職を辞して都内に家具の輸入代理店を開業している。 その裏では銃器の密売買と殺人を請け負い、数名の殺し屋を束ねる元締めとして、裏社会では一目置かれる存在となっている。 かつての古巣である防衛庁の他に警察、暴力団など複数の有力なパイプを持っている。 運び屋のコウ(23): 生来の手癖の悪さで窃盗やスリを重ねていた半グレ大学生。 友人と共に脱法ハーブを売って地回りのヤクザと揉めた時にアンドーに助けられ、それからアンドーの使い走りとなる。 現在も大学に籍はあるものの進級の意思はなく、留年を重ねてモラトリアムを謳歌 している。 田所幸三(74): 終戦後より警視庁公安部にて防諜任務にあたり、諸外国の諜報機関から「日本のスパイマスター」と呼ばれていた。 在職中にアンドーに仕事を叩き込んだ人物で、数少ない「アンドーが頭の上がらない」人物でもある。 定年退職後は悠々自適な隠居暮らしだったが、孫娘の自殺を契機にアンドーに接触する。 ナッツー(19): 本名は「大木千夏」で、ナッツーはSNSのハンドルネーム。 1万人のフォロワーを持つインフルエンサーとして活躍しているが、裏では自分の意に反するコメントや注目度の高い投稿を、取り巻きを使ってアンチコメントで精神的に追い込んでアカウントを削除に追い込んでいる。 SNSが世界のすべてだと信じている。 ガマ大佐(30): 本名「高野雄二」。 親の所有するアパートに住み一人暮らしをしているが、人間関係に強いストレスを感じやすく、対面で会話ができない・人の顔を見れないため働くことができず、親の仕送りで生活している。 ナッツーがSNSを始めた頃からのフォロワーで、「ナッツーの父」を自認している。 ほぼ一日中パソコンの前で過ごしているため、SNSを巡回してナッツーへのアンチコメントを探すことが日課となっている。 ナギ(20): 本名「馬場雅人」、大学生。 SNSで知り合ったナッツーをインフルエンサーに仕立て上げ、彼女へ案件を通しそのバックマージンを得ている。 ナッツーの良き理解者を演じているが、本当は金づる程度にしか思っていない。 田所真由美(16) 田所幸三の孫にあたる都内に住む女子高生。 SNS上でナッツーに批判的なコメントをした事で彼女の逆鱗に触れてしまい、報復として名前や住所を晒されいわれなきいじめに遭い、その事に苦悩した末に自死を選ぶ。
設定資料
*武誠館高校 冷戦構造が崩壊しつつあった1990年代、イデオロギーを背景とした対立構造や仮想敵国 の概念が薄れ、テロリストと武装ゲリラを中心とした「非正規戦闘員による暴力行為」 が新たな脅威として問題視されるようになった。 こうした動向に対して、警察庁の公安部と一部の防衛庁職員が中心となり、邦人保護の観点から国内外での小規模戦闘への対応が検討され始め、時の内閣により「対・非正規戦闘員養成機関」の設立が決定され、「武誠館高校」が誕生した。 武誠館高校は義務教育を修了した男女を対象に、一般の高等教育と併せて戦闘訓練を行 っている。 主な任務は 1.海外での邦人警護と護送 2.日本国内で犯罪を犯し国外へ逃亡した被疑者の確保 3.国内で活動する武装集団の鎮圧 とされており、作戦行動中でも制服を着用し ている事から「武装高校生」と呼ばれ、特に女性隊員は「武装JK(女子高生)」と呼 ばれる様になった。