USB joypad to X680x0 作成用基板 THT版
- 500 JPY
HUYE氏が中心になって開発しているUSBコントローラ変換機を作成するための専用基板の互換品です。 プログラムおよび純正基板の詳細はHUYE氏のwebサイトをご確認ください。 http://park7.wakwak.com/~huye/usb_ctrl_cnv.html 本件頒布はHUYE氏のご厚意により実現しています。ありがとうございます。 製作には本ページ後半のリンクから辿れる部品表に記載した部品を揃える必要があります。 基板のみの頒布です。(画像1枚目) 基板サイズ: 長さ68.6mm×幅53.3mm×厚さ1.6mm
!注意! 必ずお読みください
昨今のPCにおけるUSBのように、ケーブルを挿せば何でも使えるようになるわけではありません。 まず、お手持ちのUSBコントローラが上記webサイトの対応リストまたはプログラム内に記述されているかを確認してください。 記載がない場合、Wiresharkなどを使って利用者ご自身でUSBコントローラの挙動を推測し、プログラムを書き換えていただく必要があります。 ご自身で試行錯誤された上で、対応を強く望まれる場合は、HUYE氏へ相談していただければ進展があるかもしれません。 HUYE氏の所有していないUSBコントローラである場合は、実機の貸し出しや往復輸送費の負担などのご協力をしていただくことになります。 ただし、ご協力をいただいても、対応作業はHUYE氏の義務ではありませんので、ご希望が叶わない場合もあります。 これらを理解できない方は連絡をご遠慮ください。 作者それぞれが趣味の成果をお裾分けしているだけであって、義務の類は存在しないということを理解していただきたくお願いします。 誰の作品であるかに関係なく、 ・各作者の解説ページを読もうとされない方 ・上記を理解できなかった方 は購入をご遠慮ください。 製作時のトラブル対応や、部品個々での頒布は行いません。 弊BOOTHの他の頒布物と同様、情報はweb上での掲示となります。
新/旧基板の差異
以降の文中では ・旧基板(20221114版)をSMT(Surface Mount Technology)版 ・新基板(20230311版)をTHT(Through-Hole Technology)版 と略します。 SMT版では面実装部品を使用しましたが、 THT版ではスルーホール実装部品に統一しています。 使用部品の変更により配線が一部変更されていますが、回路としては両者は同一のものです。
HUYE氏の純正基板との差異
■ 機能面での差異 変換機能自体には一切の差異がありません。 本基板は変換モード切替操作を直感的にする事を目的としています。 ・ロータリースイッチで変換モード切替が可能 ・白窓君を接続することで現在の変換モードを文字で表示 ・従来通りUSBコントローラからの変換モード切替も可能 ・拡張部分は自動認識される 白窓君を本来の用途以外で利用しています。 白窓君についてはTNB製作所さまのページを確認してください。 https://booth.pm/ja/items/2700441 https://tnb製作所.com/ ■ 基板を作成する視点での差異 純正基板の長所としては ・秋月電子で全ての部品が揃う ・ケーブル直結での製作も考慮した基板レイアウト ・組み立ては比較的容易 これを裏返しにすると拡張基板の弱点ということになります。 ・1店舗で部品が揃わない ・全ての外部接続はコネクタ経由 ・半田付け箇所が入り組んでいる というわけで、前述の追加機能/組み立ての難易度/追加部品のコストを比較検討して選んでいただくことになります。
使い方
■ 接続するその前に《重要な注意事項》 ケーブルの着脱はX680x0を含む全ての機器の電源を切った状態で行ってください。 この頒布品以外での話ですが、通電中にケーブルを着脱したため、X680x0が故障したという事例を聞いております。 昨今のPCが便利になりすぎて皆忘れているかもしれませんが、X680x0には通電中に着脱されることを意図した構造のコネクタは存在しません。 ■ 設定スイッチの使い方 ファームウェア3.60以降が必要です。 SW1がPORT1、SW2がPORT2の設定スイッチです。 詳細については、HUYE氏の解説ページに掲載の一覧表を参照してください。 ■ 白窓君の使い方 ファームウェア3.60以降が必要です。 白窓君はArduinoの電源を入れる前に接続してください。通電中の着脱は故障の原因となります。 白窓君には現在の変換モードが表示されます。 LED の点滅パターンを見ても変換モードを思い出せない時や、変換機本体を見えない場所に設置する場合などに便利でしょう。
部品一覧
本基板は利用したい機能に応じて、調達する部材が増えていくという構成になっています。 詳細は下記のサイトを参照してください。 https://kani7.github.io/doc/USB2ATARI/USB2ATARI.html#parts_list_tht
故障かな? と思ったら
■ SW1またはSW2で変換モードを切り替えられない ファームウェア4.20以降をインストールした場合、初期状態ではSW1およびSW2はロックされています。 ジョイパッドのSTART+SELECT同時押し3秒でSW1やSW2での操作の有効/無効が切り替わります。 より詳しくは変換モード切替方法一覧を参照ください。 ■ 動作が不安定になる 連結コネクタ部で接触不良を起こす事例が報告されています。 ・特定の方向/ボタンが動作しないことがある ・USBコントローラが認識されなくなることがある など、特定の現象に限りません。 他の基板を含めた作者の経験では、 ・Arduinoに上カバーを付けている場合 ・基板間のスペーサーを取り付けていない場合 ・基板間のスペーサーの長さが不適切な場合 に誤動作の頻度が上がるように思います。 ■ 白窓君に何も表示されない RESETしても現象が変わらない場合、 ・U1回りの半田付け不良 ・U1自体の故障 が疑われます。
その他
上述の通り、必要な部品だけを実装することで ・切替スイッチのみ使う ・白窓君での表示のみ利用する ・拡張部分を一切利用しない という構成が可能です。 勿論、部品を実装しておいて、拡張部分を使わない事も可能です。 例えば、従来通りに変換モードの切り替えをUSBコントローラ側から行えますし、白窓君を外して使用しても何も起こりません。