冬アンソロジー「凍晴れ」
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冬アンソロジー「凍晴れ」/A6(文庫版)/172p 冬と妖怪をテーマにした書下ろし短編集です。文学フリマ京都8にて販売しました。番外編の冊子も同封いたします。 【再販期間】 2025年9月20日(土)~2025年10月05日(日)23:59ごろ 「プラスチックの中」 野鴨 なえこ 『特殊事案専課 総合判断室』警察署内に存在するその部署は、幽霊・妖怪・呪い・神などがかかわる可能性のある事件を担当している。 ある日、とある駄菓子屋で「カプセルトイの中から遺体が発見された」という。服織と青木の二名はこの事件の担当を任され、実際にそのカプセルトイを回してみるが……。 「こがらし」 野鴨 なえこ 学芸員として働く浩太朗は、雪の山を一人で登っていた。目的は、その地方に存在する「山の神」の伝承と、それにまつわる特別な道祖神を写真に収めるためである。 暖を取るために山中の神社を目指すが、その途中で彼を不思議な現象が襲う。 「真冬の雪解け」 真浦 伽呼 高校生の僕は周囲から「雪女」と呼ばれる月冴六花と同じ図書委員となる。一切話さず、表情も変わらない月冴六花と委員会の仕事を通じて少しずつ心を通わせ、ついに僕は恋心を伝える。しかし、その日を境に彼女は姿を消してしまう。「私は雪女の末裔なの」彼女にもう一度会うため、僕は雪女を祀るという神社へ向かう―――。 「狐猫とインスタントフォークロア」奈保坂 恵 寒風吹きすさぶ冬の日。とある事務所に、行方知れずになった友人を探してほしいという依頼が舞い込む。しかし失踪したその人物は、戸籍や写真、あらゆる記録から存在ごと消えていた。不可思議な依頼を受けた綾丹敷錬誠は、仕事仲間の能野要とともに調査を始める。