総合文芸批評誌『ごっ魂ぜ』vol.4
- 530 JPY
障碍者・高齢者・女性・同性愛者・失業者・少数民族・難民・外国人労働者・在日朝鮮人──。これら全て、「弱者」である。しかし一線を画する「弱者」が存在する。すなわち、「弱者男性」である。 「弱者男性」の魂に光を当て、真なる可視化の一助となることを試みる。彼らは家父長制やトキシック・マスキュリニティの犠牲者でありながら、加速する資本主義やロマンティックラブ・イデオロギーの歪みの中を現在進行形で生きる傷ついた戦士である。 特別寄稿に政治経済評論家の池戸万作氏、作家の豊洲銀行網走支店氏を迎えた総合文芸批評誌第4弾。 ・A5 ・136ページ(本文132ページ) ・900円(本体530円+送料370円) ・目次 巻頭の辞・特集「弱者男性文学」に寄せて 特集*弱者男性文学======== 【論考】 池戸万作 『弱者男性を救う経済政策とは?』 池田ハルミ 『弱者男性よ、時代を撃て』 【小説】 豊洲銀行 網走支店 『ある課長の転落』 干辺那比陀 『寂照振爛テトラルキア』 檜澤昌子 『街灯と黒ネコ』 立花希実 『スリープレス・ドーターへのノート』 十立芥子業 『彫刻(一)くろいりゅうのはなし』 【檄文】 社不途 『お前らもっと命を粗末にしろ』 ================ 【対談】 面堂英輔・生井亮 『新しいメンズエステのデザイン』 【小説】 豊洲銀行 網走支店 『六時四十五分』 梨本葉奈瀬 『(アン)ハッピー=シュレッド=クローズド=ワールド』 【翻訳】 テオフィル・ゴーティエ/訳・早瀬麻梨 『包囲下情景集 第二章「船旅」後半』 【論考】 藤井良彦 『学校哲学』 【リレーエッセー】 池田ハルミ 『ちいさい魂見つけた②――クマさんのこと』 ◆◆◆ 執筆者紹介 初版第1刷発行 2024年5月1日 企画・編集・発行 「ごっ魂ぜ」編集室 gottamaze2022@gmail.com X(旧Twitter)@got_tama_ze 印刷・製本 ちょ古っ都製本工房(株式会社ちょこっと、京都市伏見区西桝屋町1035-2) 巻頭言 池田ハルミ・杉山敦紀 表紙 笹本パンダ コラージュ 早瀬麻梨 ロゴ クロマチゲン 落丁・乱丁があればお取替えします