緋奈の花
- 1,000 JPY
エンジのジャケットにボサボサの頭髪。 お腹鳴のよく鳴る探偵瓦木紗綾、その高校時代の短編集、第三弾! 今回は表紙を飾る紗綾の友人、黒崎隼の活躍多めな一冊。 彼と瓦木紗綾の活躍をお楽しみください!
針の穴
紗綾のもとに訪れた馴染みの藤原警部。 ところが今回は依頼の様子がおかしくて……? 黒崎隼といえば絵に描いたような理系モヤシ(琴芝舞談) 隼の活躍多めな本巻を象徴するような一作を書き下ろし! 数式が苦手な方は、目を細めてご覧ください……。
ククポラ星人の死
「東京のど真ん中、ビルをいくつかなぎ倒して、ククポラ星人がデーンと仰向けにひっくり返り、腹部を東京タワーでひと突き。それが致命傷だったようで」 突然紗綾が語り出した、意味不明の殺"星"人事件!? ……、なんのことはない、それは特撮の撮影現場であった。
不完全犯罪
全ては計画通りだった。 ずっと好きだった人に、頼まれて、刺した。 彼の願いを叶えたくて、疑われないように、完全犯罪を考えた。 しかし、その楼閣は、たった一言のニュースで崩壊した。 どうして完全犯罪は、なぜ不完全になったのか? 犯人が助けを求めたのは、意外にも探偵だった。
汝呟く事なかれ
その遺体は妙な格好をしていた。 日照りが続くある日、路上に倒れたビニール傘の少女。 数々の不可解を崩す、その鍵はSNSの中にあった。
緋奈の花
ヒヨリサンを知っているか? あの、花と血肉を貪る怪異の女。 ヒヨリサンを知らないだろうか……? 凄惨な事件現場から一歩踏み出ると、ポストに刺さった枯れた花束。 一目瞭然、流行りの都市伝説の見立てであった。 警察は被害者の所属するアイドルグループの周辺に探りを入れるが……。