旅する葬儀人・第三集
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【あらすじ】 古びた絵本に曰く、【第七の日】以降、人が死ななくなった世界。 桜の美しい故郷の村に別れを告げて旅の人となった少年・タケルは、全身黒ずくめで棺を背負った風変わりな旅人・【葬儀人(アンダーテイカー)】と共に旅をしていた。 ある日の道中、タケルの歩みを日々助けていた藁草履の、最後の一足が擦り切れてしまう。 旅人は旅程を急遽変更することを提案し、二人は腕利きの靴職人がいるという《職工の国》を目指すことに。 かつて旅人のために靴を仕立てたこともあるというその職人は、靴を作る対価としてタケルにとある試練を与えてきて――? 一方、旅人たちが日々旅を続ける世界のどこかでは、二人の少女が邂逅を果たしていた。 幼馴染と別れ、『海に成った』少女――成海(なるみ)。 結ばれたばかりの恋人と『死に別れた』少女――メリー。 《青の果て》と呼ばれる場所で出会った二人が見る、大切な人々の生きる世界の姿とは―― 人々がどんなに傷を負い、不治の病にかかっても死ななくなり、全ての命が正しい“命の終わり”――ある種の尊厳を奪われた世界を旅する【葬儀人】たちの軌跡を綴った、ほんのりダークなファンタジー・ロードノベル、広がる世界と繋がる愛を描く第3巻。 =============== 【書誌情報】 『旅する葬儀人 第三集』 A6版|本文318p|全年齢 カバー付|カバー箔押し|前後遊び紙 オンデマンド印刷 【収録内容】 ○序章——青の果ての二人の話・a ○道中説話―ミチユキガタリ―・Ⅱ ・君に花の降りますように・a ・波よ、どうか聞いてくれ ・海は遥か、誓いは彼方 ・君に花の降りますように・b ○第一章――《岐路の国》アロンド ・少年と旅人と再会のカフェ ・旅人と少年と大きくなった店主 ・私たちの最高のブレンド ○第二章――《職工の国》クルグス ・少年と旅人と擦り切れた草履 ・少年と旅人と靴職人の矜持 ・少年と旅人と三つのお題 ・少年と旅人と靴職人の審判 ・レプラコーンより愛をこめて ○終章――青の果ての二人の話・b ○番外編・未来はまだ白紙の上 ○イラスト・喫茶『沓花』の人々、と
