旅する葬儀人・第四集
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【あらすじ】 古びた絵本に曰く、【第七の日】以降、人が死ななくなった世界。 桜の美しい故郷の村に別れを告げて旅の人となった少年・タケルは、全身黒ずくめで棺を背負った風変わりな旅人・【葬儀人(アンダーテイカー)】と共に旅をしていた。 とある町に立ち寄った【葬儀人】とタケルは、《谷》と呼ばれる謎の目的地を探していた。 ほとんどの町人が知らないその場所は、【葬儀人】の役目に関係のある場所であるらしい。 やがて一人の老父から情報を得ることができた二人は、その地域にある《谷》へと足を運ぶ。 そこでタケルが目にしたのは、地獄と形容するのも軽々しいと思えるほど壮絶な光景だった…… またある時、《芸術の国》のとある街の、丘の上にあるアトリエ付きの一軒家に足を運んだ二人。 人が住まなくなって久しいその家は、かつて旅人のよき友人であった画家・アルエットの暮らしていた家だった。 かつてスノードロップが咲いていたアトリエの庭で、タケルは在りし日の姿をしたアルエットの幽霊と邂逅する。 アルエットの口から語られるのは、いまは昔の物語。 【死神】と呼ばれた旅人が、【葬儀人】となるまでの物語だった。 人々がどんなに傷を負い、不治の病にかかっても死ななくなり、全ての命が正しい“命の終わり”――ある種の尊厳を奪われた世界を旅する【葬儀人】たちの軌跡を綴った、ほんのりダークなファンタジー・ロードノベル。 未来へと歩み続ける彼らの物語に、一つの幕が下りる第4巻。 =============== 【書誌情報】 『旅する葬儀人 第四集』 A6版|本文520p|全年齢 カバー付|カバー箔押し|前後遊び紙 オンデマンド印刷 【収録内容】 ○序章——とある“死神”の魂の記憶 ○第一章――屍たちの果てる地・《地獄(アビス)》 ・少年と旅人と誰も知らない目的地 ・少年と旅人としかばねたちの果てる地 ・少年とホットミルクと【葬儀人】の秘密 ○第二章——スノードロップの咲く庭で ・少年と旅人と丘の上のアトリエ ・少年と旅人と思い出のレシピ ・旅人と絵描きと運命の出会い ・旅人と絵描きと明かされる秘密 ・スノードロップの咲く庭で・a ・旅人と絵描きと未来のための祈り ・少年と絵描きと枯れない約束 ・スノードロップの咲く庭で・b ○第三章——《星が生まれる街》・ステラポリス ・三月一七日・とある天体観測室つき研究所にて ・少年と旅人と星が生まれる街 ・少年と旅人と気弱な青年 ・少年と旅人と星空の探究者たち ・少年と不吉な夢と受け継がれる使命 ・少年と滅びの予言と青年の秘密 ・少年と旅人と勇気ある青年の主張 ・少年と旅人と迫りくる夜 ・少年とまつろわぬ神と【神斬師】の目覚め ・三月二十一日・君の未来に祝福の降る ○終章——黒い旅人と絵本の話 ○ゲスト解説原稿
