「鬼族に、幻影を見せる力があることは聞いてて知っていたが・・まさかあんなに威力があるなんて思わなかった・・これって・・麒麟の力？！どうなの？睹麒・・」 「麒麟が残したかどうかは・・ただ・・麒麟が持ってるものよりは範囲が狭いが・・同じような力があるって事だな・・。」 「・・・分かりもしないのに・・その術にかかろうって・・よく言えたもんだよ・・善喜のやつら・・。」 「そうだな・・他の連中は・・仲間になると決めた。そうなれば・・簡単には内側に入っていけない・・だからこそあの術にかかることを選んだんだろうが・・善喜の場合はちょっと違うかもしれねぇ・・。」 「え？・・それって・・どういうこと・・」 「・・・はっきりとはわからんが・・。」 「頼りねぇの・・・」 「日出砺・・おめぇは、外に出るだろうが・・あいつらに関わってりゃみえてくるんじゃねぇか？」