長編小説【原初の唄】ASFシリーズ1
- Digital680 JPY

まだ名前のないあなたへ、この唄を。 すべてが始まる前、光も闇も、時間も場所も、音さえも存在しない「ルミナの淵」に、ひとつの小さな揺らぎがあった。のちにアマリエと呼ばれるその存在は、自分の名も、形も、意味も知らないまま、ただ「ひびきたい」という衝動だけを抱いていた。誰にも届かず、何にも残らない波紋。それでも彼女は、こぼれそうな祈りを止めることができない。やがて、その震えを静かに受けとめる無音の神アルヴァス、光の欠片ルゥナとの出会いを通して、最初の声は世界を生み、沈黙は唄へと変わっていく。 これは、存在するとは何か、響くとは何かをめぐる、アマリエ世界の原点となる神話的ファンタジー。すべての歌が帰る場所、「原初の唄」の物語。
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