
Linuxカーネルモジュール自作入門
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本書を手にとって頂いてありがとうございます。この本はLinuxカーネルモジュールのビルド手順を説明する本です。Hello Worldを画面に表示するだけのモジュールを紹介します。さらに、カーネルにブレークポイントを仕掛けるkprobesやカーネル内の変数を公開できるsysfsというLinuxの機能を自作モジュールから使ってみます。 読者は基本的なLinuxの操作ができ、C言語の読み書きができることを前提としています。Linuxカーネルのソースコードは読んだことがなくても大丈夫です。
目次
- 第1章 はじめに - 1.1 Linux カーネルモジュールとは - 1.2 動作確認環境 - 1.3 著者について - 1.4 本書の取り扱い方法 - 第2章 Hello World モジュール - 2.1 プログラム本体のソースコード - 2.2 Makefile - 2.3 ビルド - 2.4 実行 - 第3章 モジュール解剖 - 3.1 カーネルヘッダ - 3.2 module 構造体 - 3.3 モジュールファイル - 3.4 モジュール情報セクション - 3.5 シンボルバージョンセクション - 第4章 kprobes - 4.1 プローブの種類 - 4.2 jprobe の登録 - 4.3 コールバック関数の定義 - 4.4 jprobe の実験 - 4.5 全体ソースコード - 第5章 sysfs - 5.1 sysfs を覗いてみる - 5.2 sysfs に値を公開する - 5.3 コールバック - コラム scnprintf - 5.4 sysfs への登録 - 5.5 ビルドと実行 - コラム echo とdd - 参考文献