文庫本サイズ 作品集(詩・掌編小説・短編小説) 本文160ページ
「さあ、語り部の語りと騙りを、幻想と妄想の夢の中で聴くが良い」
過去、現在、未来が同時に存在し、この世の何処にも存在し、何処にも存在しない街。
そんな街にまつわる物語を、彼女は一晩の夢の中で聴く。
物語の読者の一人として。
Twitterやウェブ上にて発表されてきた作者の、珠玉の詩・短編を多数収録の他、本作の為だけの書き下ろし短編一作を収録。
突き放す様な冷たい文体でありながらも人を惹きつける、独特で唯一無二、そして幻想的な世界を描いた作品集。