あるいは、偏愛
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私はあなたの、なんだっていうんだ。 あなたから預かったものの重さに、私は辟易としている。こんなはずじゃなかったのに――東が遠征でいなくなる一ヶ月半、彼に代わって部屋の掃除や本の貸し出しを務めることになった人見。預けられた携帯にぽつぽつと舞い込んでくる依頼をこなす中で、彼の『元恋人』だという女たちと出会う。でも彼女たちの話す東は、人見の知る誰にでもひとしくやさしい東とは、どこか違う気がする――。私はあなたが好きだけれど、あなたの何になりたいんだろう。いまはまだ、何にもなれないふたりの物語。 *** ▽ 1月12日 吾が手に引き金を21にて発行 東春秋 × 人見摩子 文庫本 | P98 | トレペ帯付き 表紙・装丁 益荒男さん(https://www.pixiv.net/users/1676386) [※以下の要素を含みます] [東さんの元カノ(と、人見のいざこざ) / 多々捏造含む / まだ付き合ってないふたり]