これは私が、一番ましなバッドエンドに たどり着こうとする話。
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私こと 清葉(きよは) は、有名なピアノ教師を母に持つ高校生。
将来は母の跡を継ぐことを期待されている。
けれど、清葉には母ほどの才能がなく、ピアノを続けることに限界を感じていた。
母の期待、大好きな先生の好意、そして「ピアノを弾いている私」というアイデンティティーを失うのが怖い清葉はずるずると弾くことをやめないでいた。
しかし、そんな惰性的な日々もやがて終わりの時を迎え、選択を迫られる。
小説/全年齢/A5二段組/28p
*2021年テキレボEX2参加作