黒白のあわいを歩んで行く
- ¥ 300
だって、私は母の半身なのだ。 私は母であり、母もまた私だ。 年老いた母親。かつて母親から必死で距離をとった私こと清葉(きよは)。 親の死に目を前にして再び密な関係を持つが、母は何ら変わらず、独りよがりな眼差しで見つめてくる。まるで、私だけが苦しんでいるようだ。 だけど、離れていた分、多少はあきらめもついたのだ。 これはとある師弟・親子の離別の話。 --------------------- 2021年既刊「行き止まりの道に音楽は鳴らない」の続編かつ完結作です。 https://astatic-t0h-s.booth.pm/items/2877601 小説/全年齢/A5二段組/34p *2022年9月COMITIA141にて頒布開始