
◆「―――由紀夫様は、兄と私のどちらを愛しておいでですか……?」 太宰治と三島由紀夫、昭和を代表する二人の文豪のifを描く純文学的物語。 境界線人格障害を患っていたと言われている太宰治の心中に迫り、精神の不安定さと脆さを描きながら進んでいく物語――鍵を握るのは「静子」という一人の女性。秘められた欲望と抑圧された願望、愛着と執着の最果てに待つ結末とは――? 「太宰? 三島? 興味ないし」食わず嫌いは勿体ない! 醜く美しい愛の物語をお手元で。 ――それは、滑稽に思える程の失敗でした。 「……近くに用事があった。庭の彼岸花、綺麗に咲いているな」 あなたの言葉は珍しくあまりにも上っ滑りでした。(本文より抜粋) A6(文庫本サイズ)120P ●学生時代に描いた初作品の為(多く刷り過ぎた為)、商品自体は古くはありますが、出版社に純文学として商業出版を打診された作品です。装丁も美しく、純文学がお好きな方にはお勧めをしたい作品となっています。 ※この作品には同性愛的な描写が含まれています※ 過去コミティア、文学フリマに出展。2022.1/15>pictSQUARE 全部①コイン!2022.5/21「文学フリマ36」2023.9/3「COMITIA145」に出展。 >著者名を改名しております。2014:箕杜静流、2021:釈迦堂入史<
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