花魁道中いろは唄 スピンオフ 若山遊郭裏影譚~水面に吹く風、樹々の影~
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飛騨の山奥にある竹林を抜けるとひっそりとした清閑な場所に『影の里』という伊賀流から派生した忍びの耶雲流を繋ぐ者達がいた。 彼らは尾張犬山藩主より密命を受け若山遊郭紀州藩壟断の一件を調べていた。 過去に椿は忍虎より蓮太郎のお守りとして小さな鍵を預かっており、忍虎の死後 その鍵の争奪戦が繰り広げられることとなった。
花魁道中いろは唄 スピンオフ 若山遊郭裏影譚~水面に吹く風、樹々の影~ 【♂×5 ♀×3】120分
忍虎(カゲトラ) 50歳 (♂) 若山遊郭随一の大見世華屋の楼主兼若山遊郭の総名主という立場だが、裏では耶雲流(やくもりゅう)という忍び一族の頭目であり、尾張藩犬山藩主当主の密命により、若山遊郭紀州藩壟断の証拠を集めるために雇われた伊賀流の忍び。物語上ではすでに亡くなった個人であり夢や回想などで登場する。優しく堅実で正義感の強い皆の父親的存在。 隼人(ハヤト) 20歳 (♂) 飄々とした態度と嘲笑的な口調でへらへらとしているがその実かなり真面目で優等生。忍虎の教え子でもあり必要な忍術は最大限取得している。忍虎が耶雲流の者が住む影の里から消えたことで自分以外にも大切にしている少年がいることを知り嫉妬の念を覚える。戦闘は速度重視で武器の主流は鎖鎌だが多種多様な暗器を持っており、その数は計り知れない。椿が好き。 日葵(ヒマリ) 39歳 (♀) 39歳とは思えないほど元気で明るい少女と言っても過言ではないほど可愛らしい女性。かなりのドジっ子で戦闘も苦手で弱気な所もあるが、体が丈夫で体力もあったため忍びのためにできることを考えた末、耶雲流を継ぐ子を沢山産むことだった。一人の男性では難しかったため強い男性を見付けると詰め寄って子種を下さいと頼む癖がある。だいたい貰える。忍虎が好き。 鷲翔(シュウガ) 23歳 (♂) 日葵の産んだ息子の長男。倫理的観念や常識などは全く持ち合わせておらず、学び得た忍術を全て己の得になるために使う。人から奪うことは序の口、奪う目的がなくても殺意に愉悦的でむかついたら殺すなどの直情的。より残酷に死に至らしめるためにどうするかなどを考える快楽殺人の性癖を持っている。自らの立場を画一するために影の里を焼いた。 冬馬(トウマ) 26歳 (♂) 忍虎が最初に恋に落ちた女性、篝(かがり)との間の子。父親が忍虎であったため、責任感や正義感も強く真面目な好青年。忍虎が皆の父親的存在であったことで、自らは兄的存在になろうと思っている。同じ仲間の伊吹に心を寄せて彼女を守るためには命を懸けてもいいと思っている。若山遊郭では足抜け交渉人として暗躍している。 伊吹(イブキ) 20歳 (♀) 13歳の頃に両親を海難事故で失った。両親は耶雲流の忍びとくノ一だった。表向き廻船問屋として出島から抜け荷を運び、忍びに必要な武器の材料や舶来物の武器そのものを手に入れていた。両親を失った後忍虎の元で育てられ忍術を学ぶ。女性としてはかなり優秀だったがどうしても力が及ばないため、足手纏いになっている現状を打破しようとする気力を持っている。冬馬の気持ちには気付いていない。 蓮太郎(レンタロウ) 19歳 (♂) 若山遊郭大見世華屋の若衆で料理頭。歴代のお職石楠花花魁の産んだ息子でかなり美しい容貌を持っているが、女に間違われることを心底嫌っている。忍虎が伊賀の忍びであることは最近知り自分の会得した武術が古武術ではなく忍術だということもそれに伴い判明した。隼人とは犬猿の仲だが、忍虎を殺したのが鷲翔ということが判明し一時休戦の流れとなった。椿とは恋仲。 椿(ツバキ) 19歳 (♂) 若山遊郭大見世華屋の次代お職。大変な美少女で心を遣る男は数知れず。8歳の時に遊郭に来て以来忍虎の元で引っ込み禿として育てられた。忍虎の遺品として金庫の鍵を預かるが、忍びの仲間に渡すことは避けていた。正義感も強いので若山壟断の一件に力添えしたいが、武術を抑えていないため蓮太郎の足手纏いになっていることを悔いている。蓮太郎とは恋仲。
役表
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忍虎 (♂)・・・ 隼人 (♂)・・・ 日葵 (♀)・・・ 鷲翔 (♂)・・・ 冬馬 (♂)・・・ 伊吹 (♀)・・・ 蓮太郎(♂)・・・ 椿 (♀)・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー