越後騒動刀剣後日譚「童子切と稲さんと道誉君は ひととき零落した宮家の姫君が主だった件」
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結城秀康を祖とする越前松平家は童子切安綱、道誉一文字、稲葉江、石田・切込正宗など多くの名刀を所持していた。 しかし、秀康孫の光長の代において「越後騒動」と呼ばれる御家騒動により改易・領地没収・蟄居処分となった。 その際、童子切や稲葉江などは後の御家再興まで光長が所持していたと刀剣界隈一般には考えられている。 しかし、越後騒動に関する文書類をひもとくと光長が蟄居していた期間は、松平家の什器類は血縁である高松宮の女二宮が所持していたことがわかっており、このことは同じく越前松平家の重宝であった茶入・初花肩衝の伝来に関する様々な論文において論じられている。 本稿ではこの改易に係る松平家什器の行方に関してまとめる。 また、女二宮が困窮していたため道誉一文字が質入され、仙台伊達家に売却された記録も紹介する。 PDF 12P サムネだけで全文読むことができます。
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