あらすじ: 日本と台湾それぞれに、小さいながらも個性的なメイド喫茶が店を開いている。 メイド喫茶といえば紅茶ということで、どちらもこだわりのある品物を置いているそうだ。 また、台湾のお茶に魅せられて名古屋から頻繁に渡航している壮年の男性がいる。彼も台湾茶への興味からその歴史を知るうちに紅茶やメイドの世界にたどり着く。 その間の様々な偶然と縁が、遠いところにあった様々なものを結びつけていく。 みどころ: 今回のお話は、いわゆるお屋敷とクラシカルなメイドとは少し離れて、複数のメイド喫茶を舞台としたものになりました。 それらを結びつけるのはお茶、特にメイド喫茶とは切っても切り離せない紅茶と、物語の主軸でもある台湾のお茶です。 単なるエッセンスであるだけでなく、作者も既存の知識に加えてこの本のために調べた蘊蓄もさりげなく披露され、読むとお茶に詳しくなるメイド小説でもあります。 A6(文庫サイズ)234ページ
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