あらすじ: 東京都内にある食品関連会社に勤める横川輝章は会社の提供するいわゆる借り上げ社宅で一人暮らしをしている。日々の食事は学生時代に培ったスキルによる自炊で賄っている。 しばらく空き家だった隣室に、若手女性社員の大崎花蓮が引っ越してきた。お互いの勤務時間のずれによりほとんど顔を合わせることのない隣人同士であったが、ちょっとした偶然から花蓮に食事を振る舞うことになる。果たしてそこから広がるメイドの物語とは。 都会を舞台にした高津本陣のメイド小説。 みどころ: 前回より一転、東京の都心を舞台としたメイド小説で、借り上げ社宅の隣人同士という出会いから食事を通じて話が広がっていきます。 二人にはそれぞれ親友といってよい人物がおり、彼/彼女も二人の進展に少しずつ影響を与えていきます。 今の時代の「メイド」には様々な形がありますが、それらを縦横織り交ぜながら一つの物語を編んでいきます。 A6(文庫サイズ)226ページ
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