あらすじ: 九州の東部にある小さな漁業の町には、その雰囲気に不釣り合いな西洋風の立派な洋館が建っている。武田珠奈はその洋館で主に仕えその生活を支えているメイドである。 珠奈と主の璋一は昔からの知己であり、移りゆく様々な関係を経て今の状態に落ち着いている。 しかし、それはまたいろいろな出来事で変わっていき、珠奈の心も変えていく。 現代のメイドはいかなるものかを珠奈の視点で描き出す高津本陣のメイド小説。 みどころ: 漁港のある町を舞台にしたメイド小説で、昔からご主人様を慕っているメイドの女の子からの視点を主に描かれる物語です。 なじみのご主人様とメイドとの関係から始まり、周囲に登場するいろいろな人物との関わりを通じて、メイドの果たす役割も変化していきます。 物理的なものだけでなく、心理的な面からも変化していくメイドのあり方が主題です。 A6(文庫サイズ)198ページ
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