1/700 鉄道省 鉄道連絡船「第一青函丸」
- ¥ 4,800
北海道と本州を結ぶ青函航路は、第一次世界大戦に伴う船舶輸送のひっ迫から鉄道輸送への切替需要に伴い、それまで貨車から荷物を降ろして貨物船に積み替えて、また港で貨車に積みなおす。という莫大な手間を要していた為需要の急増に対処できず、抜本的な解決策として旅客連絡船に直接貨車を乗せて「車両航送」を行う事を目指した「翔鳳丸」型連絡船4隻を就航させた物のまだ足らず、貨車のみの航送用に特化した連絡船として「第一青函丸」を建造することになったが、折り悪く関東大震災の影響で着工が2年ほど遅れ、復興予算に回すため船価低減のため、航海速力が低下の憂き目を見る事となった。 しかしながら、その輸送力は「翔鳳丸」のワム型有蓋貨車25両分を大きく超える43両を搭載でき、需要の伸びが著しい青函航路を支える存在として活躍したものの、主機であるタービン廻りの不調に苦労し、都度休航を伴う整備を要したが主機の改修によりなんとか安定就航し、日中戦争・太平洋戦争と需要が次々と詰みあがる中、続々と新造される僚船とともに日々を過ごしていたものの、大戦末期の1945年7月他の連絡船共々米軍機の空襲により撃沈されたが乗組員に死者はなく、全員脱出できた事が唯一の救いではないだろうか。 本キットは、第一青函丸の本船のみのキットで、航送される貨車などは付属しないキットとなっております。貨車等の搭載時を再現する場合は、別売の蒸気機関車・貨車セットをご購入ください。 ★本キットでは、製造の都合上船橋部・後部船橋部に実船にはない柱状のサポートがあります。あらかじめご了承ください。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 また、エッチングパーツ・デカールなどは付属しませんので、ご了承ください。 完成時全長:約15.9cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日:2024年4月16日