百合ジャンルの歴史 Ver2.3
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「百合ジャンルの歴史を考察してみた」から始まった「百合ジャンルの歴史」。今回は2023年の作品群を書き足して「Ver2.3」となります。半分が論点整理、もう半分が編年体の歴史著述で…紙のサイズが変わって本文が88Pになりました。でも文章量は2.2より増えてるミステリー。「2.3」は図表のフォントを変えて数字を読みやすくしたり、もう一つコラムも付けたり。…表紙の文字もちょっと手を入れてます、地味に。
「百合」の概念が世間に広まって25年以上。未来への過去、次の9年周期へ
「セーラームーンS」「マリア様がみてる」およびその以前を起点とし、「リコリス・リコイル」「ぼっち・ざ・ろっく」などの現在に至る、百合二次創作を引き起こした作品群に関してまとめました。また、何故これらの作品が当たったのかを考察したり、「百合」の概念そのものにも私見を書いてみたり。 …今回は2023年までに限定したのでまほあこやガルクラは表に入れられませんでした。しかしpixivでまほあこR-18率が五割近くという凄い事になっているのは言及しました。 pixivから作ったデータベースそのものはサンプルで全部見れます。 最初の表が1000user越えファンアートを集計したもの。 2-3が100user越えが100枚以上ある作品群。 4-8が100user越えが10枚以上ある作品群です。 面倒だったら一枚目の表にざっと目を通すとかでも。 それを元にした上でざっと論点をまとめると、 ・「マリア様がみてる」で百合が分化、精神的な繋がりが意識され始める ・一方で百合における肉体的な繋がりも模索されつつある ・百合への道は男女で違う、同じ作品やキャラでも ・百合ファンには主に PC を使う第一世代とスマホを使う第二世代がある男女で扱いが違ったりもする 実際にはこの四倍は論点がありますが、ひとまず目を引きそうなものを。 一つ結論を書くと。 2004年、2013年に大きな波が来て。 9年周期があるのだろうかと思っていた2022年は… 流石に無印プリキュアやラブライブみたいなのは来なかったです。 一番大きな波はぼっち・ざ・ろっく!だった模様。 ちなみに私自身の好みは「らき☆すた」「キルミーベイベー」「まちカドまぞく」で、「虹ヶ咲」「ウマ娘」「劇スタ」にドハマリしました。2022年で一番刺さったのは「ぼざろ」で、2023年には「ポールプリンセス!!」にドハマリしました。