仲俣暁生『一九八三年の廃墟と橋本治』
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小林秀雄が没し、『構造と力』がベストセラーになった「一九八三年」に発表された「アンチ青春小説」にして「アンチミステリー」の傑作『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』。この作品を手がかりに、橋本治の同世代である村上春樹の小説との対比から、「失われたもう一つの文学の可能性」を読み解いた長編評論をはじめ、橋本治の後期の小説作品を論じた長短のエッセイを集大成。大好評をいただいた『橋本治「再読」ノート』の姉妹編です。 (B6版 無線綴じ 68ページ) 【目次】 ・一九八三年の廃墟とワンダーランド──村上春樹と橋本治の「その後」 ・二つの「政治/家族」小説 『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』と『人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの百科事典』 ・人々よ、ふたたび生きよ! 『巡礼』書評 ・孤独な人が歌を歌うとき 『小林秀雄の恵み』書評 ・迎撃に失敗した昭和・平成の男たち 『草薙の剣』書評 ・帰って来い! 桃尻娘たち 内閣総理大臣・榊原玲奈を待望する ・「戦後」という時代への鎮魂 『橋』書評 ・橋本治の旧作を復刊せよ! ・最も孤独な長距離走者──橋本治への私的追悼文
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