PMXエディタ用プラグイン PmxBuilder
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<概要> モデル製作/改造における手戻りを削減するためのプラグインです。 ※バージョン1.5現在、本プラグイン単体では何もできません。基本的にMagiTeitoku製のPmxBuilder対応プラグインを併用する必要があります。 <背景> モデル製作/改造における主な作業はPMXエディタ上の操作です。簡単な改造を例にすると、次のような操作が考えられます。 (元モデル)→体格の調整→(改造モデル1) ここで順序に依存する操作が含まれていると、手戻りが生じることがあります。上記の例で、元モデル用のパーツを後から追加したくなったとします。改造後の位置合わせが困難だとすると、次の操作手順になります。 (元モデル)→パーツの追加→体格の調整→(改造モデル2) つまり、改造モデル2を作成するためには、改造モデル1作成時に行った「体格の調整」を改めて行う必要があります。 もし、手戻り分の手順が自動で実行できれば、問題にはなりません。つまり、「体格の調整とは下半身をY方向に1.1倍、上半身をY方向に0.9倍すること」という手順が定義できて、その手順を自動で実行してくれるプラグインがあれば、容易に改造モデル2を作成できます。 <本プラグインの機能> PMXエディタ上の操作手順を書いたファイルを入力すると、その手順を自動で実行し、完成したモデルを出力します。 言い換えると、PMXエディタ上でバッチファイルやシェルスクリプトのようなものを実現するプラグインです。 <使い方> 【インストール】 「PmxBuilder.dll」をPMXエディタのプラグインフォルダに入れてください。 【操作手順ファイルの作成】 1. PMXエディタを起動します。 2.「モデル名」欄にモデルの出力先パスを記述します。 3.「コメント」欄に操作手順を記述します。1行1操作であり、各行には次のいずれかのパターンを記述することができます。 パターン1: プラグイン名 引数1 引数2 ... ・指定したプラグインを実行します。 ※基本的にMagiTeitoku製のPmxBuilder対応プラグインを指定してください。一般的なプラグインは、実行後に手動操作が必要なためあまり意味がありません。 ※引数を渡せるのはMagiTeitoku製のPmxBuilder対応プラグインだけです。 一般的なプラグインに引数を渡しても無視されます。 パターン2: > テキストファイルへのパス ・指定したテキストファイルに記述された操作手順を実行します。 ・テキストファイルの書き方は「コメント」欄と同じです。 4.「名前.PmxBuilder.pmx」というファイル名になるように保存します。上記で相対パスを記述している場合、このファイルを基準とする相対パスになります。 【実行】 1.上記で作成した「.PmxBuilder.pmx」ファイルをPMXエディタで開きます。 2.出力先パスにモデルが出力されます。 3.PMXエディタは自動で終了します。 【操作手順ファイルの修正】 1.ファイル名を「名前.pmx」に変更すると、PMXエディタで普通に開けるようになります。 2.「モデル名」欄および「コメント」欄を修正して上書き保存します。 3.再度、「名前.PmxBuilder.pmx」というファイル名に戻します。 <従来手法との比較> 「背景」は要するに「プロシージャルモデリングの手法を使うと後からモデルを修正しやすい」ことを説明しているに過ぎません。そのため、 a.「CSScript」プラグインで作業をスクリプト化する b.そもそもプロシージャルモデリングができるソフトでモデリングし、最後にPmxに変換する といった手法でも、手戻りを削減するという目的を果たすことはできます。 本プラグインを作成した意義は、個人的な使い勝手として ・a.と異なり、コマンドラインから一発で実行できる ・b.と異なり、PMXエディタで完結できる といった点を重視したことにあります。