
──禍の中にあっても、ここからまだ、どこかへ発てる サークル『薄禍企画』より一部メンバーを引き継いで刊行した 掌~短編小説集です。 背筋の冷える怖い話から心温まる優しい話、SFからラブコメまで 多彩な12篇を収録しています。 ポストカードがつきます。 *通販担当者はネコと暮らしています。 ネコが商品に触れることはありませんが、梱包時に毛が混入する可能性があります。 2025年 5月 文学フリマ東京40にて 初版頒布
目次
P007 ・懺悔 円居挽 P017 ・鬼の住処 澤村伊智 P027 ・山へ行け、祠を壊せ あるいは祠ハンターの狂気とその顛末 織守きょうや P055 ・最高お別れミュージアム 百壁ネロ P075 ・死体の隣で夕食を ササクラ P099 ・床下の私 我が家に来たお嬢猫の話 篠たまき P127 ・あなたが泣いている 津久井五月 P139 ・ガーゼの壁に銀の指輪 藍内友紀 P161 ・犬のように 白井智之 P175 ・女性描写の変遷から読み解く:作家「詩ノ宮冬磨」の十年 浅倉秋成 P187 ・吉日 岩城裕明 P197 ・塗る喰ら 堀井拓馬
著者紹介
浅倉秋成 『ノワール・レヴナント』(講談社BOX) 『六人の嘘つきな大学生』(KADOKAWA) 『家族解散まで千キロメートル』(KADOKAWA) 『まず良識をみじん切りにします』(光文社) 岩城裕明 『ようこそ、ロバの目の世界へ。』(講談社BOX) 『牛家』(角川ホラー文庫) 『呪いのカルテ たそがれ心霊クリニック』(実業之日本社) 織守きょうや 『霊感検定』(講談社BOX) 『記憶屋』(角川ホラー文庫) 『キスに煙』(文藝春秋) 『戦国転生同窓会』(双葉社) 澤村伊智 『ぼぎわんが、来る』(KADOKAWA) 『ファミリーランド』(角川ホラー文庫) 『斬首の森』(光文社) 『頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集』(光文社) 篠たまき 『やみ窓』(KADOKAWA) 『人喰観音』(早川書房) 『月の淀む処』(実業之日本社) 『観音異聞』(書泉) 白井智之 『人間の顔は食べづらい』(KADOKAWA) 『名探偵のいけにえ 人民協会殺人事件』(新潮社) 『ぼくは化け物きみは怪物』(光文社) 津久井五月 『コルヌトピア』(早川書房) 百壁ネロ 『ごあけん アンレイテッド・エディション』(講談社) 『轟運探偵の超然たる事件簿 探偵全滅館殺人事件』(星海社) 堀井拓馬 『なまづま』(角川ホラー文庫) 『夜波の鳴く夏』(角川ホラー文庫) 『臨界シンドローム 不条心理カウンセラー・雪丸十門診療奇談』(角川ホラー文庫) 『わたしを呪ったアレ殺し』(KADOKAWA) 円居挽 『丸太町ルヴォワール』(講談社) 『キングレオの帰還』(文春文庫) 「上手くなるまで待って」(『彼女。百合小説アンソロジー』所収・実業之日本社) 藍内友紀 『芥子はミツバチを抱き』(KADOKAWA) 『天使と石ころ』(早川書房) ササクラ 『緋色のスプーク』(講談社BOX) 『アジュアの死神』(講談社BOX) 表紙写真:岩城裕明 装幀:ササクラ (順不同・敬称略)