『FLiP vol.2 日本マンガ学会歴史学習部会誌』
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『FLiP vol.2 日本マンガ学会歴史学習部会誌』 日本マンガ学会 歴史学習部会(編) A5判、84頁、カラー 日本マンガ学会歴史学習部会の活動をまとめた部会誌『FLiP vol.2』の電子データ(PDF)版です。 『FLiP』2号も前回と同様に2本の特集から成り立っています。 1本目である特集Aでは『印刷博物館学芸員に聞く! マンガ印刷史入門』と題しまして、2024年に行われた印刷博物館学芸員である川井昌太郎さまへのインタビューをもとにした記事「印刷物としてのマンガ 日本マンガを支えた技術体系」と部会員である鶴田によるグレン・フライシュマン『コミックスはどのように作られたか ドローイングボードから印刷紙面までのヴィジュアル・ヒストリー』の書評を収録しています。前者は初学者であっても印刷の仕組みとその歴史を概観しながら、これまで日本マンガを支えてきた技術インフラである印刷がどうマンガと関わってきたかを通時的に知ることのできる、コンパクトでありながらも大変充実した内容となっております。後者はアメリカでコミック・ストリップがどう印刷されてきたかを通史的に扱うGlenn Felsihmanによる書籍 ”How Comics Were Made A: Visual History from the Drawing Board to the Printed Page”の日本語での書評となっており、日本語話者にとっては原文を読む前の足がかりになるものとなっています。 2本目である特集Bでは2025年に開催された公開研究会『マンガ家としての松本かつぢ』の記録となっておりまして、第1部では少女マンガ史研究家の平松和久さまによる研究報告、第2部では松本かつぢの三女として長年にわたり資料の保存・管理に携わってきた宇津原充地栄さま、ならびに近年、松本かつぢの『?のクローバー』を復刻した学童舎の川口貴弘さまによるトークセッションを収録しています。前者は挿絵画家として注目されることの多い松本かつぢの作品群の中に現在のマンガ史を再考し、更新していくうえで欠かせない表現豊かな作品がいくつもあることを充実した図版とともに提示する知的に大変刺激的なものとなっております。後者はそんな松本かつぢの生い立ち、キャリア、人間関係など、松本かつぢの三女である宇津原充地栄さまから直接お話を伺ったものになっておりまして、こちらも大変貴重な内容となりました。 どちらの特集もマンガ史を考えるうえで欠かせない貴重な内容になったと自負しております。ぜひお求めください。 【内容】 特集A 印刷博物館学芸員に聞く! マンガ印刷史入門 レクチャー:印刷物としてのマンガ 日本マンガを支えた技術体系 (川井昌太郎(印刷博物館)) 書評:グレン・フライシュマン 『コミックスはどのように作られたかドローイングボードから印刷紙面までのヴィジュアル・ヒストリー』 (鶴田裕貴) 特集B マンガ家としての松本かつぢ 研究報告:松本かつぢと戦前マンガ、その歩みと革新 (平松和久) トークセッション:かつぢの思い出、『?(なぞ)のクローバー』復刻 (宇津原充地栄+川口貴弘)



